雨の日の洗濯物と、ご近所付き合い

今日も、雨です・・・。
東京は、もう何日も曇りや雨の日が続いています。
そろそろお日さま見たいし、
洗濯物もベランダに干したいのに・・・。

アタシが今住んでいるアパートは
4世帯だけの小さな建物で、
隣に大家さんが住んでいます。

大家さんは70代くらいのご夫婦で、
たいていお家にいらっしゃる。
アパートの住人の誰かが
洗濯物をベランダに干したままの時に
雨が降り出すと
「雨が降ってきたよ~!!」
と、ご主人が大声で教えてくれるんです。

一度なんて、前日の夜に
ベランダに洗濯物を干したまま寝たら、
早朝から雨が降り出して、
朝6時半くらいに
「雨が降ってきたよ~!!」
というご主人の声で起こされました(笑)。

それから、アタシが
洗濯物を干したまま外出した時のこと。
どうやらこのアパートの周辺に
にわか雨が降ったらしく、
我が家の洗濯物がベランダから
屋根のある洗濯機置き場へ運ばれていました。

後で聞いたら、大家さんの奥さまの方が
気を利かせて取り込んでくれたらしいです。
取り込む時に落したのか、何かに触れたのか、
一部は汚れていたので、
結局は二度洗いになりましたけど(笑)。

こういうの、
人によっては有難迷惑かもしれないけど、
アタシは素直に有難いと思うんですよね。

なんで素直にこう思うかっていうと、
大家さんと世間話をしたり、
実家から果物が送られてきたりすると
おすそ分けをしたりして、
普段からご近所付き合い(?)を
しているからだと思うの。

アタシはひとり暮らしだし、
4世帯しかない他の部屋の住人とも
めったに顔を合わせないし
(みんなほとんど部屋にいないから)、
大家さん以外の近所の人たちとも
顔見知りなわけじゃないです。

家族も友だちも、
電車や新幹線に乗らなければならないような
遠くにしか住んでいないんです。
だから、何かあった時に
頼れる人が近くにいません。

住み始めた頃は
「隣に大家さんがいると、
いろいろ面倒かなぁ」
って思ったけど、
今はかえって大家さんがいて
よかったと思うくらいです。

あまり知らない人が早朝から
「雨が降ってきたよ~!!」
って大声出したら、
やっぱり迷惑だと思うわよ。
でも、知ってる人だから
有難いって思えるのよね。

「月並みだけど、
ご近所付き合いって大事だわ~。」
なかなか乾かない洗濯物を見ながら、
改めて思う、月末の朝なのでした。