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書くことがない!迷いながら始めたこと

10連休も折り返し。私は飲み会以外の予定がなく(笑)、ほぼ毎日、こうして文章を綴っています。

 

去年はただひたすらに、連休明けが締め切りの原稿を書いていました。文章を綴る、という意味では、ご依頼いただいている原稿も、今書いているブログも同じです。でも私の場合、決定的に違うのは、ブログは自分のアタマの中にあることを書く感じで、原稿は取材先の言葉を文章にするということ。

 

あ、そういえば今のところ、原稿はお金になるけれど、ブログはお金にならないっていう違いもあります。早く、自分の言葉で書いたもので稼げるようにしなくっちゃ。

 

これまで「仕事がない!ヤケになって始めたブログ」にも書きましたが、私がこのホームページのブログと、アメブロの「美味と物語」というショートストーリーを書くようになったのは、半ばヤケクソになったからです。去年、出版社さんからご依頼いただいた仕事が相次いでキャンセルになり、「自分のオリジナルの文章で稼げるようにならなきゃ!」と思ったからなんです。

 

でも実は、2つのブログを始める時、私は「一体、何を書けばいいんだ??」と思っていました。

 

私はライターという仕事をしていますが、自分の中にテーマを持って仕事をしてきたわけではありません。確かに「ビジネス系の取材が得意」という特徴はあるつもりですが、「○○に関しては誰にも負けない!」というものはありません。私はただただ、ご依頼の仕事を請け負ってきただけだったんだ、ということを、あの時、改めて思い知らされました。

 

とはいえ、何か自分のオリジナルコンテンツを書かなければ、この先、また仕事のご依頼がなくなった時に、路頭に迷うことになる…。

 

そこで、特にテーマを決めず、とにもかくにも「オリジナルを書く」ということを始めることにしました。自分が書きたいテーマを、書きながら探そうと思ったんです。

 

テーマは決めていなかったけれど、アメブロ「美味と物語」の方はセリフがメインのショートストーリーで、このホームページのブログは、日々思ったことをランダムに書く、という形だけは決めました。

 

人って不思議なもので、形を決めて書き始めてみると、「今日は何を書こうかな?」って、考えるものなんですね!!

 

最初は「オリジナルを書かなきゃ」と気負っていたような感じがありました。だからこのホームページのブログは、「日々思ったことをランダムに」なんて決めたわりには、はじめのうち(去年の夏ごろ)はちょっとカタくて、なんていうか、笑うところのない、余裕のない文章だったような気がします。

 

でもね、書き続けているうちに、変わってきたんです。

 

それはおそらく、私が「オリジナルを書く人」のことを意識するようになったからだと思います。オリジナルの文章を書く小説家、脚本家、構成作家さんなどの作品やツイッターの投稿を読んで「この人の作品は、なんでおもしろいんだろう?」と考えるようになったから。

 

私が好きな作家さんたちは、必ず文章のどこかにユーモアが隠れています。「ああ、私もこういう文章が書けるようになりたいな」と思うようになりました。

 

実は私、原稿を書く仕事の基礎がニュース原稿なので、「正しい」ことは書けるけれど、「ユーモア」とか「冗談」を書くのには慣れていないんです。

 

それで、普段の生活でも意識して、ユーモアとか冗談とか、ちょっとしたネタをエバーノートなどにメモするようになりました。飲んでる時でも「これは使える」と思ったらメモしてます!

 

それから、電車などで移動中でも、「今日は何を書こうかな?」と考えるようになりました。

 

取材したことを原稿にする場合も、電車の中で考えることはありますが、ブログやショートストーリーのことを考えている時は、ちょっと思考回路が違う感じがします。う~ん、なんていうか、もっと自由な感じ。時には、電車の中にいる見ず知らずの人がネタになることも!「何を書こうかな?」って考えていなかったら、電車の中にいる人をネタに文章を書こうなんて、思わないでしょ?

 

つまり、この「考え続ける」「書き続ける」ってことが大事なんだなと思うわけです!

 

今日のこのブログも、結論を決めず、迷いながら書き始めたんですが、書いているうちに考えがまとまってきました。そう!結論は決めなくても、とりあえず始めてみる!続けていれば、見えてくるものが、きっとある!そして、続けていればきっと、オリジナルの文章で稼げるようになる、はず!!