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役に立つより、キレイが売れる

これ、とあるカフェの軒先にありました。キレイですよね♪

 

ひとつひとつは、青と紫のビニール傘なんですけど、それらがたくさん集まると、まるでアートのように見えてくる。そして、こういう雰囲気をつくろうと思うと、ビニール傘が必要になるから、ビニール傘が欲しくなる。

 

本来、傘は雨をしのぐためのものですが、この場合には、その役割のために欲しくなるわけではありません。だけど、それで売れるかもしれない。

 

こういうの、いいな、と思うんです。直球で「売る」のではなく、雰囲気で「売れる」もしくは「伝わる」

 

もし、このビニール傘のよさを、直接的に伝えるとすれば…

・色付きでオシャレ

・よくある透明な傘じゃないから、他の人と同じにならない

・(仮に耐久性にすぐれているとすれば)強くて、壊れにくい

・ビニール傘だから、安価

のような感じでしょうか。

 

でも、今や、こういう直球ストレートな伝え方で、買いたくなる人はほとんどいないと思います。

 

だから私は「雰囲気で」伝えたい。「なんかわかんないけど、いいよね」「おもしろいね」「キレイ!」「おいしそう!」のような感情って、すごく大事だと思うんです。人は、感情で動くから。