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「お客さまの声」は自社サービスの利用前と後を聞こう

これは去年の2月の写真。今年ももうすぐ1月が終わりますから、春がやってきますね~♪

 

春といえば、研修の季節です。前回のブログでもお伝えしたのですが、私は年間に数回、研修講師としてお仕事をいただいています。

 

そのご縁で、研修会社さんから「お客さまの声を取材してほしい」というライターとしてのご依頼をいただいたことがあります。

 

会社にとっての「お客さま」というのは、自社の商品やサービスを使ってくれた相手です。お客さまが商品やサービスを利用した前と後で、見た目でわかる変化は写真や映像、画像などで伝えることができます。でも、見た目は変わらないのに中身は変わった場合、言葉やデータなどで伝えるしかありません。

 

その最たるものが、研修やコンサルティングだと思います。お客さまである会社の見た目は変わらなくても、中身は変わるわけですから。

 

そこで、私のようなライターの出番というわけです。もちろん、研修会社さんなどの内部の方が直接、お客さまにインタビューして、それを文章にしても全く問題ありません。

 

ではここで、社内の方が「お客さまの声」を取材するときのポイントをお伝えしますね。それはズバリ「自社サービスを利用する前と後を聞く」ということです。

 

・なぜ当社を選んだのですか?というきっかけ

・当社のどこが良いと思いますか?という利点や魅力

 

この2つは、どの会社さんでもお客さまに質問すると思うんですよ。この質問のうち、「きっかけ」にあたることなんですが、自社サービスを利用する以前の状況はどうだったのかを、詳しく聞いてほしいのです。

 

なぜなら、そこにお客さまの「悩み」が隠れているからです。

 

お客さまは、悩みや問題を抱えているから、ネットの検索や誰かの紹介によって、アナタの会社にたどり着きました。そして、「これはいい!」と思っているから、サービスを利用してくれているわけですね。

 

で、実際にサービスを利用して、どう思っているのか。どこがいいのかを詳しく聞いてください。するとおそらく、「ええ?!そこに魅力を感じてくれていたんですか!」という答えが返ってくると思いますよ。

 

ホームページなどの記事として文章にする際には、こんな構成がいいでしょう。

自社サービスを利用する前の状況

  ↓

利用するきっかけとなったこと、決め手

  ↓

利用した後の状況、良さ

 

ところで、「お客さまの声」を言葉にして書くことは、なぜいいのでしょうか。それは単に、ホームページに掲載すると宣伝になるからだけではありません。

 

・情報を視覚化できる。

・潜在意識を顕在化できる。

・潜在意識に働きかける。

・他の人と情報を共有できる。

 

これらは全て、ホームページを見てくれた人向けというよりも、自社で働くみんなにとっていいことなんです。なぜなら、お客さまが自社のいいところを言ってくれるからです。誰だって、自社のことをほめられるとうれしいですよね。「お客さまの声」を取材してホームページの記事にするだけで、社内のモチベーションが上がりますよ。