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会話で取材の練習をしよう

前回に引き続き、かわいい文房具の登場です。カワウソさんのメモ帳。これも、とある文房具屋さんでひとめぼれして買いました。お気に入りのメモ帳です。

 

このカワウソさん、なんだか「えっ!そうなの?!」っていってるように見えませんか?

 

私は、どんな取材をするときも「えっ!そうなの?!」の連続だと思っています。

 

ひとくちにライターといってもいろんな分野のライターがいて、私がよくご依頼いただくのは中小企業の経営者さんからお話を聞いて原稿を書く、というものです。いろんな方にお会いしてお話をうかがいますが、どんな方でもそれぞれ違う経験をしているので、毎回、「えっ!そうだったんですか?!」の連続です。

 

そういう「誰かの経験や知識」を文字にしてみると、いろんなヒントが隠れています。これは、私たちのような原稿を書く仕事だけに限りません。もしかすると、ググるよりもためになることや、おもしろいことが隠れているかもしれません。

 

例えば、映画に詳しい人とおしゃべりをして、その人が好きな映画のことを教えてもらう。映画評論家というのはたくさんいますが、評論家が話題にしないような映画を見ている人もいますよね。その人がブログなどを書いていなければ、ググっても出てこない話題です。きっと、話を聞いているときは「えっ!そうなの?そんな映画があるの?!」の連続だと思います。

 

それを聞いて終わりじゃなくて、アナタが文章にしてみる。聞いた話を文章にしてみるのって、自分の頭の整理にもなるんですよ。

 

実は「聞いた話を文章にする」というのは、どんな仕事にも役立ちます。お客さまからヒアリングして、その情報を報告書にするとか、お客さまの声を自社の商品やサービスに活かすとか、ですね。

 

「声」という目に見えない情報は、文字にすると視覚化されます。すると何かに気づき、必ず前向きなヒントをくれます。ググっても出てこない情報を自分の仕事に活かすのって、楽しいですよ。