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情報収集も「5W1H」

この写真は、4年ほど前、私が静岡県浜松市へ取材に行った帰りにたまたま見つけて、スマホで撮影したものです。たしか、浜松駅にあったピアノだと思います。浜松は「楽器のまち」ですからね。

 

何気ないこうした文章も、実は「5W1H」でできています。

 

「5W1H」って、覚えてますか?5W1HとはWho(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)を示す言葉です。

 

私は以前、ニュース原稿を書く仕事をしていましたが、5W1Hは原稿の基本。ニュース原稿だけではなく、一般的なビジネスでも、これを意識して文章を構成すると、相手に伝わりやすくなります。

 

たとえば、この「浜松駅のピアノの写真」について。

だれが・・・私が

いつ・・・4年前に

どこで・・・浜松駅で

なにを・・・ピアノを

なぜ・・・取材帰りにたまたま見つけて

どのように・・・スマホで写真を撮った

 

ね?5W1Hになってるでしょ。もし、このピアノについてきちんと情報収集したいと思ったら、駅の担当者かこのピアノを置いた会社に問い合わせをしますよね。そのときもやっぱり、5W1Hを意識して質問するといいです。

 

たとえば、これは想像ですけど、このピアノについての情報はこんな感じになると思います。

だれが・・・ピアノをつくっている△△会社が

いつ・・・19○○年に

どこで・・・浜松駅構内の○○スペースへ

なにを・・・△△というモデルのピアノを

なぜ・・・「浜松は楽器のまち」を象徴するために

どのように・・・一般の人も弾けるピアノとして設置した

 

これをつなげれば、このピアノについて原稿が書けますよね。情報収集の段階から「5W1H」を意識する、というのはこういうことです。

 

情報収集をする際には、「何についての情報を集めるのか」を決めてくださいね。

 

たとえばこのピアノについては、同じ写真を使って2つの文章を書きました。でも、2つの文章は全然違いますよね。前半は「私が撮った浜松駅のピアノの写真について」ですが、後半は「浜松駅に設置されたピアノについて」です。テーマが違うと、集める情報も違います。「何について情報を集めるのか」をしっかり決めましょう。5W1Hも忘れずにね。