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言葉だけでは選ばれない。

東京のスーパー内の飲みもの売り場で、愛媛のキャラクター「みきゃん」を見かけました。

 

私は普段、こうしたサワー系の飲みものは買わないのですが、これは買ってしまいました。みきゃん、かわいいですよね。

 

キャラクターが描かれているから、思わず手に取るということは、案外、誰にでもあるんじゃないでしょうか。それは、人気のキャラクターに限らず、あまり知られていないものでも、です。

 

なぜなら、そこに「感情」が生まれるからだと思うんですね。みきゃんの場合なら「かわいい」という感情です。

 

キャラクターなどが描かれていない場合には、商品の味や産地などの特徴が書いてあると思うんですね。

 

ポンカンなら「さわやかな香り」とか「スッキリした酸味」とかでしょうか。

 

でも、それだけで、たくさんある商品の中から選んでもらう、いわば差別化するのは、結構難しいと思います。さわやかな香りで、スッキリした酸味のサワー系飲みものは、たくさんありますから。

 

そうした味の特徴、つまり「おいしい」ということだけではなく、「かわいい」ということも、みきゃんがついたこの商品が選ばれる理由になるわけですね。

 

商品パッケージには、その商品の特徴を書くのが当たり前ですが、味は言葉だけでは伝わりにくいもの。キャラクターとかおいしそうなイラストとか、ビジュアルって大事だなぁ、とつくづく思ったお買い物でした。あ、もちろん、このサワーはおいしかったですよ~。