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ひとりで悶々より、誰かに話そう

先日、自分でも「不思議だなぁ」と思うことがありました。それは、原稿の依頼主の方とオンラインで打ち合わせをしていたときのことです。

 

その打ち合わせの前に、先方からメールで資料を送っていただいていました。ご依頼の内容というのが「この資料の文章をもっとブラッシュアップしたい」ということだったのですが、その資料はとてもしっかりしたもので、特に直す必要はないんじゃないかな、と私は思っていました。

 

ところが、です。

いざ、オンラインで打ち合わせが始まってみると、私の口からその資料に関する改善点がペラペラと出てきたのです。そして、先方からは「なるほど~。そうですね」と仰っていただきました。

 

このことの何が不思議なのかというと、自分ひとりで資料を見ていたときは何も気づかなかったのに、打ち合わせの場になったら、勝手に言葉が出てきた、ということが、私にはとっても不思議な体験でした。

 

これはひょっとすると、会社員の方々など普段からチームや組織で仕事をしていて、しょっちゅう打ち合わせや会議がある人にとっては、よくあることなのかもしれません。

 

でも、私の場合には、フリーのライターという常にひとりで行動する仕事なものですから、打ち合わせとか会議というものがほとんどないんです。正直にいうと、打ち合わせや会議に時間をとられるよりも、取材や原稿に時間を使いたいタイプです。

 

けれども、先日のこの体験を通して、「ひとりで考えても結論は出ないけど、誰かと一緒に考えるとアイデアが浮かぶ」みたいなことってあるんだなぁと思いました。

 

私は取材を受けてくださる方から話を聞く取材が仕事ですが、取材をしているときによく「ああ、そうそう。私はそういうことを言いたかったんですよ」と仰っていただくことがあります。おそらくその方は、私という「聞き手」がいるから、思ったことを言葉にできたのだと思うんですね。

 

もし、このブログを読んでくださっている方で、自分ひとりで考えごとをして悶々としている方がいるなら、その悶々としていることを誰かに話してみるといいかもしれません。聞いてくれる人がいると、アタマの中で考えているだけのことが案外スルッと言葉にできて、考えごとの整理ができますよ。