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「リベイク」という言葉

先日、おいしいパン屋さんに行ってきました。

 

1人分にしては多い量を買い込み、一部はその日の夜にワインのおともとして食べて、一部は翌日、朝食としてコーヒーと一緒にいただきました。

 

私はパンを食べる時、特に調理パンは、オーブントースターを使って温めています。写真は、その時のパン。ちょっと焦げちゃってますが…。

 

みなさんは、この「(トースターなどで)パンを温める」ことを、何と言いますか?

 

最近は、「(パンを)リベイクする」というらしいです。

 

私は「リベイク」という言葉をあまり耳にしたことがなかったので、初めて聞いた時は「リメイク」だと思っていました。

 

でも、リメイクって、洋服の仕立て直しとかに使いますよね?あ、リメイク料理、とかも言いますけど。

 

他にも「リ〇〇」だと、「リサイクル(再生利用)」や「リユース(再使用)」とかも、よく聞くんですけど…。

 

と、思って、ちょっと調べてみました。

 

そうしたら、この「リベイク」という言葉は、どうやら和製英語らしいのです。

 

英語で「再び」などを意味する「re」という言葉があります。だから、remake、recycle、reuse、なんですね。

そして「焼く」という意味の英語は「bake」で、パン屋さんは英語で bakery です。

 

「re」と「bake」を合わせて、再び焼く、という意味のリベイク。だそうですが、英語にはそういう表現はないんですって。

 

この和製英語の発祥は諸説あって、一説には日本の大手パンメーカーがパッケージに書いていた、とも言われています。パンを温め直して焼きたてのようにするから、リベイク…。まぁ、気持ちはわからんでもない…。

 

個人的には、リメイクと間違えやすいので、リベイクよりは「(トースターなどで)温める」とかでいいかなぁ、と思っています。でも、言葉は時代とともに変化するし、他にも和製英語はたくさんあるので、この和製英語もそのうち定着するのかもしれませんね。