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「ゆし豆腐」のヒミツ?

今日、10月2日は、10=とお+2=ふ「豆腐の日」ってことで、豆腐の話。

 

突然ですが、お酒を飲むみなさん、二日酔いの朝には、沖縄の「ゆし豆腐」が、サイコーです!!

 

以前、私が住んでいた沖縄には「島豆腐」と「ゆし豆腐」とういうのがあります。島豆腐の方は、全国的にも結構知られる存在になってきたと思うのですが、「ゆし豆腐」の方はまだまだご存知ない方も多いのでは??

 

『ゆし豆腐とは、島豆腐を型に入れて固める前の、ふわふわした柔らかい状態の豆腐のことです。 本土で言うおぼろ豆腐によく似ていますが、 ゆし豆腐はおぼろ豆腐を更に柔らかくした感じで、それなのに大豆の甘味は濃厚で、そしてほんのりと塩味がついているのが特徴です。』(ウェブサイト「美ら島物語」より)

 

そうなんです!!これがゆし豆腐!このゆし豆腐は、豆腐なのに濃厚で、とってもおいしくて、それでいてやっぱりお豆腐なので、二日酔いの時にはまるでおかゆのように、じわ~っとやさしく、お酒で疲れた胃を癒してくれます。

 

で!!

 

私は沖縄に住んでいる時に初めて、このゆし豆腐のことを知ったので、ゆし豆腐の「ゆし」が何かなんて、全く考えたことがなかったんです。ご存知のように、沖縄の言葉は独特なので、「沖縄の固有名詞」くらいにしか思っていませんでした。

 

ところが今回は、「豆腐の日記念!ゆし豆腐はゼッタイにうまいぞ!」というブログを書こうと思って、ちょっとだけググったところ、「あああ!!そうなのか~!」という衝撃のお話を知ってしまいました!

 

それは…「ゆし豆腐」は「寄せ豆腐」だったってこと!!

 

前述の「ゆし豆腐とは何か」という説明の中に、「おぼろ豆腐」という言葉があります。ご存知のように、おぼろ豆腐の別名は「寄せ豆腐」で、四角い型箱に入れる前の「寄せた」状態を言うのだそうです。

 

「型に入れる前の豆腐」って、確かにゆし豆腐と同じじゃん!!

 

んで!ではなぜ、寄せ豆腐が「ゆし豆腐」なのかというと…。

 

それは、もともとの沖縄の言葉には、母音(ボインね♡)が3つしかないからだと思われます!

 

日本語の母音は(再びボインね♡)「アイウエオ」の5つですが、沖縄のボイン(←カタカナで書くな!)は「アイウ」の3つしかなくて、「アイウエオ」ではなく「アイウイウ」となります。だから例えば「嫁さん=ヨメさん」というのが「ユミさん」になるんです。

 

これに当てはめて考えると、確かに「寄せ=ヨセ」は「ユシ=ゆし」になる!!

おお~!!すごい発見!!

 

コレを読んだアナタ!!今日は沖縄料理店へ行って「ゆし豆腐」を食べましょ~♪